なかよし自動車サービス

武雄にお住まいのI様、ご入庫いただきありがとうございます。

ステアリング警告灯が点灯し、ハンドルが重たすぎて運転出来ないと連絡があり、レッカーでの入庫です。

診断機で確認したところ、
・EPSステアリングトルク
・LSZ2　フロント荷重センサーグランドショート
2つの故障が登録されていました。配線やコネクターを確認したところ接触不良やショートは見当たりませんでしたのでセンサーの不具合で間違いなさそうです。

トルクセンサーはステアリングシャフト（コラム）内に内蔵されているため、Assy交換といきたいところですが、モーターとコンピューターが一体供給のため、部品代が非常に高価（定価¥536,800）なため、見積もりをためらいました。

分解して確認したところ、モーターとコンピューターは入替えが可能のようで、中古品を使用しての修理を提案し、リスクを承知の上で交換となりました。

もうひとつの故障の舵角センサー不具合もありましたが中古部品に一緒にくっついてきたので部品代が節約出来ました。

結果、新品の1/10の費用で修理出来ました。

診断機にてステアリング舵角センサーの調整後、試運転で治っていることを確認し納車となりました。

■職人のあとがき！
このBMWの６気筒エンジンもバルブトロニックですので、低回転からNAとは思えないトルクフルな走り！つい試運転が長くなっちゃいますね。リアの足回りは割とそっけないダブルウィッシュボーンですが、ブレーキを入れると沈み込んですごい安定するんですよね。スピードを残しながらコーナーに突っ込みたくなります。あの駆け抜ける感覚はたまらん！